オーラソーマ日記




つれづれなるままに、日暮し、パソコンにむかひて
オーラソーマのボトルについて気まぐれに綴らむ.....


さて今回のボトルは.....


B36: バイオレット/ピンク

慈悲心


奉仕における優しさー慈愛と理解







「お腹の中のお母さん」


年暮れのこと。
ある方のご紹介で初めて行った,、日本のホメオパシー界を代表する由井寅子先生の講演会で。

あるクライアントさんとのケースがプロジェクターに映し出された時、わたしは目が釘付けになった。


それは40代半ばの子宮筋腫の方のケース。

子宮筋腫が全摘出しなければならないほどかなり大きくなっているにも関わらず、子宮を摘出してしまったら子どもが産めなくなるという理由で病院へ検査すらも行かない。

しかし、40代半ばで出産するにはぎりぎりの年齢にも関わらず、結婚相手どころか、好きな人もいない。

このままほっておいたら、この人の人生はいったいどうなってしまうのだろうか?と感じさせる程、事態は切迫しているのに、このままではその望んでいる子どもすら産めなくなってしまうのに、自分から目を背け、身体の中で起きていることを決して見つめようとしないのだ。

しかし。
寅子先生とのカウンセリングが進むにつれ、あることが明らかになっていく。

彼女の母親は、父親からDVを受けていた。
3歳とか、5歳だった幼い彼女は、父からの暴力から母を必死に守り、母の愚痴を聞き続けた。
母をかばい続けた。

彼女は幼いながら、お母さんのお母さんとなったのだ。

そして、その子宮筋腫は、彼女が必死で守っていたお母さん。
子宮の中で母を育み、守っていたものだったのだ。
彼女はお母さんを切り離したくなかったのだ・・・・。





あ、そうだったのか・・・・・。
わたしは思わず涙が出そうになった。



・・・・と言うのは。

2007年から2008年の末までに、わたしは多くの友人知人そして祖母を失った。
そして特にわたしの周りには、友人、クライアントさん問わず、何故か子宮筋腫の人、乳がんの人がとても多かった。

仕事柄、いろんな人と話をすることが多い。
ある病気には、ある一定の傾向がある。
心の傾向、思考パターン。

子宮筋腫、乳がん、卵巣脳腫、生理不順など、女性特有の症状を持っている人の話を聞く度に、「ああ、この人は自分に女性であることを許していないんだな」と感じることがとても多かった。

「お願いですから、ご自分を大切にして下さい。
身体を休めて下さい。
ちゃんと病院へ行って、検査を受けてきて下さい。
ご自分の身体のメッセージをちゃんと受け取って下さい。

・・・そうしたら、いくらでも一緒に対策を考えてあげられます。
わたし、腕の良い鍼灸師を知っていますし、漢方薬の調合が絶妙に上手な知人もいますから」


その方の表情を見ながら、エネルギーの流れを観察しながら、タイミングを見計らいながら、根気よくお話をする。


すぐに自分の身体に目を向け始める人と、「でも、○○だから・・・・・」と延々とその人の言い分が続き、手遅れになり、命を落とした方もいる。

一昨年、昨年といったい何度悔しい思いをしたことだろう。

「だからあんなに言ったのに!!」

こんなセリフが頭をよぎるのは、本当にもう二度とゴメンだ。



「その人には、その人の選んだ人生がある。
病気になるのも、その人の生き方の結果。
だから、他人のあなたが干渉するのは、余計なおせっかい。
その人が病気で亡くなったとしても、それはその人が選び、人生を学んでいる。
その人もまた神である。
だから、神なるその人を冒涜してはいけない」

複数の友人から言われた。

そうだよね。やっぱり。
・・・・でもわたしには完全に手放すのは難しかった。
祖母のことや乳がんで亡くなった友人たち、肝臓がんでなくなった友人の時のことが思い出されるのだ。



そうだ。
一度だけ、たった一度だけ提案しよう。
一度だけ提案して、それでダメだったら、その時はその人を手放そう。


・・・・そして、浮上してきたのが、子宮筋腫の方。
いったいこれで何人目だろう?
なぜわたしの周りには、こんなに子宮筋腫の人が多いのだろう。


自分の身体の中で起きていることに気付くために病院で検査を受けて欲しい、ということを伝えた。

・・・しかし返ってきた返信は、のらりくらりとかわしてきた内容だった。

その返信を読んだ瞬間、わたしにとって、とても意外な感情が湧き起こってきた。
それは、「怒り」なのだ。

なぜ自分の身体を大切にしないんだ?
なぜ身体がこんなに悲鳴をあげているのに、仕事が休めないから、医者は信用できないから、お金がないからと言い訳をして、自分の大切な身体をないがしろにするんだ??
なぜこの人は自分の内側を見つめないのだ??
なぜのらりくらりと逃げるんだ??



自分でもびっくりする程の怒りだった。

なんでわたしはこんなに怒っているのだろう?
だって、他人の身体じゃないか。
その人がいい、と言っているのだから、そっとしておけばいいじゃないか。

・・・しかし、湧き起こってきたのは、まるで焼け付くような怒りなのだ。


もう、手放そう。
伝えることは伝えたのだから。
もう、忘れよう。


一生懸命忘れようとした。
でも、忘れようとすればする程、手放そうとすればする程、頭を占める割合がどんどん大きくなる。


そして、次に襲ってきたのは得体の知れない恐怖だった。
わたしはその人の存在が怖くなった。

このままほっておいたら大変なことになるのに、それでも自分を見つめようとしない得体の知れない怖さ。


いったいなぜわたしはこんなにも彼女のことが気になるのだろう?
わたしはいったい何に反応しているのだろう?
いったいわたしの中の何が癒されていないんだ?







んなドラマにどっぷりつかっている時に行ったのが、寅子先生の講演会だったのだ。


そうだったのか・・・・そうだったのか・・・・・。
プロジェクターに映し出されるカウンセリングの風景に目が釘付けになりながら、わたしは何度も心の中でつぶやいた。

わたしは彼女とのカウンセリング中、何度も何度も父親に対する憎しみと、母親への追慕の念を確かに聴いていたのだ。



このことをボトルで表現しようと思った時、真っ先に思い浮かんだのは B20 ブルー/ピンク のスターチャイルド。


 B20 スターチャイルド
精神的レベル:「インナーチャイルド」のヒーリングを助けます。また、男性的エネルギーと女性的エネルギーのバランスをもたらします。子供時代に起 因する問題、子供の時に起きた問題すべてに有効です。(子供にも大人にも、同じく用いることができます)。また、必要としているものを実際に手に入れるこ とができます。

感情的レベル:愛情が十分でないという気持ちを一掃し、感情のパターンに影響を与えて変化を促します。困難な状況のときには救いの手を差し伸べます。愛を通して自分の直感に到達できるよう助けます。







けれど、彼女のことを考えた時にどうしても気になったのは、B36 ヴァイオレット/ピンクの チャリティ・慈悲心。

このボトルは、確かにその色にB20のスターチャイルドも含まれていた。

なぜ、このボトルなのだろう?と思った時に目に入ってきたのは、次の文章だったのだ。



B36 チャリティ
性格の肯定的側面:自分の人生の目標に気づいています。回り道のように見えるときでさえ、すべての行動の中に自分の内なる目標がきちんと視野にはいってい ます。創造主と繋がっていると感じ、すべてのものに愛を抱いています。「愛の子供」です(文字通りの意味です。この人の両親は互いに心の底から愛しあっていたのです)。強力なヒーリングパワーを持ち、無私無欲で尽くします。代替医療に関わっていることもあります。



わたしは心の底から彼女に「あなたは愛の子供です」と伝えたいのかもしれない。





2009年2月4日(水)

参考文献: 「オーラソーマ 〜奇跡のカラーヒーリング」 和尚エンタープライズジャパン
「オーラソーマ・ヒーリング」 Voice  
「オーラソーマ イクイリブリアム情報カード」  モデラート





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